ミニトマト栽培日記➁ 4月下旬~5月
こんにちは、アールティーシーマネージメント農業部です。
前回、ミニトマト栽培日記① 種まきから発芽まで(3~4月中)にて、
ミニトマト栽培をスタートしました。
種まきから発芽まで完了して、ホームハイポニカ303の装置に
苗を移し替えました。
移し替えてすぐのタイミングが一番デリケートな期間になっていて、
ミニトマトの茎や葉が未熟な為、強風が吹くと茎が折れてしまう可能性があります。
強風や雨の日はこうして空気孔のあるフタを
のせることでしのぎました。
苗を移し替えてからのミニトマトの成長具合は
すごいものがあります。
水から液肥水(肥料を含んだ水)に変わるので、
成長スピードが格段に上がります。
4月23日
4月27日
5月1日
5月4日
5月8日
5月15日
ついにミニトマトの実が付きました!
種から植え始めて、約1か月半で実が付きました。
少し飛んで10日後…
5月25日
あっという間に80㎝を超えるような大きさになりました。
よく見る小学校のミニトマトは大きくなると約100cm程度になりますが、
その高さになるまでに最低でも2~3か月はかかります。
小学2年生ではよく生活の授業でミニトマトのお世話を
しているところが多いですが、大体が1つの植木鉢に1本植えています。
下の写真のミニトマトは、小学校の先生をしている友達から
送ってもらったミニトマトの写真ですが、ほぼ同時期に植え始めました。
ほぼ同時期にも関わらずこの違いです。
水耕栽培では根が張れるスペースを確保しやすいので、
土と比べてこのような結果になります。
単純な比較は意味がないかもしれませんが、
植木鉢を6個並べてホームハイポニカ303と同じ面積にしたとしても、
ホームハイポニカ303の方が収穫量は多いでしょう。
ここから茎が太く長く成長するには、脇芽を切ったり、
枯れ始めた下葉を切っていく必要があります。
この作業をしなければならない理由は、大きく3点があります。
1.病気の予防
2.果実の色づきを早めるため
3.生育を良くするため
①の理由ですが、光合成を終えた葉は、次第に黄色く変色していき、やがて枯れ葉になります。
枯れ葉は病気の原因となり病気は人間と同じで弱った所から入ってくるので、切ることによって防ぎます。
また、葉があることで蒸れてしまうので、通気性をよくするためにも下の葉を落とします。
➁の理由ですが、果実は日が当たることで色づきやすくなります。果実が茎の下の方につくこともあるので、
光合成を終えた葉を取ることで陰になっている部分を減らします。
③の理由は、養分が葉に回り、果実が大きくならないことを防ぐためです。
葉が多いほどそちらにも栄養が必要なわけで、葉を落とすことで栄養を実に回してあげます。
この3点の理由が大きいですが、いずれも葉を減らすことが解決策の一つになりえます。
切った後のビフォーアフターの写真ですが、あまり違いが出なくて、
間違い探しみたいになってしまいました(笑)
before after
今の時点では光合成の途中の葉が多いので、控えめに切っています。
今後はよりビフォーアフターが分かるようになると思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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